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HeLa 細胞を,Ser/Thr キナーゼ阻害剤のcalyclinA(100 nM, 30 min)
あるいは
コルセミド(細胞が分裂期に同調します)処理後
細胞抽出液をSuperSepTM Phos-tagで泳動し
Histone H3のリン酸化亢進を調べています。
商品が推奨する泳動バッファーはTris-glycine ですが
より低分子量に適したTris-tricinも用いて比較しています。
ヒストンは低分子量なので,この場合は,Tris-tricineの方が分離が良いようです。
calyclinAで処理すると,リン酸化型バンドが3本観察されます。
それぞれを,部位特異的抗リン酸化抗体との交差性から,
(c)に示したように同定しました。
コルセミドで処理すると,リン酸化型バンドが6本観察されます。
それぞれを,部位特異的抗リン酸化抗体との交差性から,
(c)に示したように同定しました。